コマンドライン録音ソフト/再生ソフト
- 2023.6.11
- 余剰なメッセージ出力を削除しました. プログラムの処理内容に変化はありません.
- 2023.6.8
- ずいぶん昔にこのページに掲載したコマンドラインの録音・再生ソフトを64bit化しました.(一部に残っていた細かいバグも修正しました)
プログラム作成には Free Pascal を用いています.
とにかく出来るだけ簡単にWindowsのDOS窓(コマンド・プロンプト)で音を鳴らしたいという方はこのページの末尾の情報もご覧ください. このページでご紹介している当社製のツール以外にも、フリーの便利なソフトがいくつかあります.
- WindowsのDOS窓(コマンドライン)で動く録音ソフト/再生ソフト です.(waveaudio)
- 実験用になかなか便利.
- DOS 窓を2つ開いて片方で再生プログラム,もう一方で録音プログラムを動かせば手軽に同時録音再生が出来ます.
- 無料・無保証・サポート無・再配布可・ソースコード非公開です.
- play.exe の実行を再生中に停止するときは ctrl-C を入力してください.
- 録音・再生するwavファイルの名前はascii文字のみにしてください. 漢字を使うと予期せぬ異常が生じる可能性があります.
ファイル名に拡張子(wav)が無い場合は自動的に .wav を付加して処理します.
- playloop.exe は存在しない再生ファイル名を指定しても無視します.(何も音は出ないのでreturnキーを押して終了させてください.)
- rec.exe, trec.exe は所望のサンプリング周波数、チャネル数(モノラル/ステレオ)に合わせてリネームして使用してください.
例えば rec.exe を rec8m.exe にリネームすると 8kHz/モノラルの録音ソフトになります.
リネームせずに trec を起動した時に表示されるメッセージ
please rename trec.exe --> trec##$.exe
## = sampling frequnecy (6/8/11/16/22/32/44/48/88/96/176/192)
$ = monoral/stereo (m/s)
example : trec8m.exe, trec48s.exe,...
rec11$.exe ではサンプリング周波数11.025kHz、rec44$.exe では44.1kHz、rec88$.exe では88.2kHz、rec176$.exe
では176.4kHzになります.($の部分は m または s)
- -h または /h オプションをつけて起動すると、簡単な使用方法の説明が表示されます.(ヘルプ表示の無いプログラムもあります)
- 現在の64bit Windowsではシステム内部で勝手にソフト的なサンプリング周波数変換がおこなわれることがあることにご注意ください.
たとえば本来はオーディオ・デバイス(ハードウェア)がサポートしていないはずのサンプリング周波数が素数のwavファイルを再生してもエラーになりません.
「このサンプリング周波数はハードウェアでサポートされていません」といったようなエラー・メッセージは現在の Windows では通常は表示されません.
サンプリング周波数の上限が48kHzのオーディオ・デバイスを用いても、192kHzでの録音が出来てしまいますが、有効な信号の帯域幅は48kHz/2=24kHzのままです.(Windowsの内部でサンプリング周波数48kHz→192kHzへの変換がおこなわれます)
- Windowsのサウンドシステムは木に竹を接ぐように拡張されたところがあって、サンプリング周波数変換処理に関して分かりやすく丁寧にご説明することが出来ません. 詳細は他のサイトで調べてみてください.(非同期サンプリング周波数変換の技術を用いて巧妙に処理をおこなっているようですが、計測等のプロ用途では少々気持ちの悪いところがあります)
- プログラムは mmsystem の機能を用いて作成しています. その起源をさかのぼると Windows3.1 や OS/2 にまで辿りつくという、Windowsの盲腸のような部分です. 過去の Windows との互換性維持のために残されている機能なので、今後の
Windows のバージョンアップによって使用できなくなる可能性があります.
とにかく出来るだけ簡単にWindowsのDOS窓(コマンド・プロンプト)で音を鳴らす方法(上記の当社製ツール以外のソフトを用いる方法)