マンフロット足付き一脚682BのOリング交換
- カメラ/ビデオ用三脚メーカーのマンフロット(Manfrotto)に682Bという足付きの一脚があります. 耐荷重(12kg)が大きいので、マイク・スタンド兼スピーカー・スタンドとして重宝しています. ヤマハのマイク・スタンド用アダプターBMS-10Aを使えば、BOSEの101シリーズのスピーカーを乗せることが出来ます.(ただしバランスが悪くなるので、スピーカー・スタンドとして用いる場合は一脚部分を完全に縮めた状態にしてください)
- 一脚部分が太くて視覚的には邪魔かもしれませんが、安物のマイクスタンドよりも精度・剛性が高く、縮めて収納出来るのは便利です. 取り付けネジはカメラ用の1/4inchとマイクで一般的な5/8inchの兼用となっています. お値段は実売価格約1万4千円前後で、マイクスタンドよりかなり高価です.
- 他社にも同様の小型の足付きの一脚がありますが、剛性・安定性は682Bが一番です.(682Bがもっとも大きく足が開きます)
- 収納可能な足の部分は丈夫な鉄棒で出来ているのですが、やや遊びが大きくて、持ち上げて振るとグラグラするのが難点です. 使用時には上から加重が加わるので、少々遊びがあっても問題は無いのですが精神衛生上気に入りません. 元々ぐらつきを抑えるためについているゴム製のOリングが小さすぎるようなので、一回りサイズの大きいもの(太いもの)に交換してみました.
- 足を収納して持ち運ぶときのカタカタ音はOリングを交換しても改善されません.
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マンフロット(Manfrotto) 682B
- 同様の足付き一脚にGiottosのMM5580という製品があるようです. こちらの足はねじ込み式でガタは無いようなのですが、国内で在庫販売しているところは見つかりませんでした.
- 682Bは折り畳み式の足を開いたときのぐらつきを抑えるためのゴム製Oリングがついています. しかし、Oリングの太さが足りないためにしっかり足を押さえることが出来ないようです.
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682Bの足部分
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一脚部分から外した足
足(鉄棒)の下側にゴム製のOリングがある
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足を閉じてOリングを外した状態
- 元から付いているゴム製Oリングは太さ3.5mm、内径27.7mmのものです. これを一回り太い太さ4.0mm、内径29.5mmのものに交換します. 標準的なV-30という寸法の規格品なので、インターネット通販で容易に入手可能です.
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左:元からついていたOリング(太さ3.5mm、内径27.7mm)
右:交換用のOリングV-30(太さ4.0mm、内径29.5mm)
- Oリング交換で足の上下のガタは気にならない程度になりました. 左右のぐらつきはまだあるものの、カタカタ音を立てるようなことはありません. 気のせいかもしれませんが、使用時の揺れもダンピングが効いて小さくなったように感じます.