トランジスタ技術誌記事補足:USB対応PICマイコン・モジュール製作記

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図面訂正
トランジスタ技術CQ出版) 2010年1月号の記事「USB対応PICマイコン・モジュール製作記」の図2(147ページ)には誤りがあります. 図2ではLED(とR2, R101)がPIC18F2550の12ピン(RC1)に繋がっていますが,正しい接続箇所は11ピン(RC0)です.
単純な図面のトレースに誤りがあるとは思わず,つい最近指摘されるまで気がつきませんでした. すみません.

:以下の記述はMirochip Libraries of Applications v2012-08-22 Windowsに含まれているUSB Freamework2.9gに基づいたものです

ダウンロード


ボード写真

改造後のボード上面改造後の秋月電子通商製USBマイコンボード(PIC18F2550)上面.
プリント基板に実装したプッシュボタン・スイッチをPICマイコンの上に積み重ねています.
基板上面のパターンカット箇所は追加した配線の下に隠れて見えません.

改造後のボード下面改造後の秋月電子通商製USBマイコンボード(PIC18F2550)下面.
黒色のフレームを一部切断して、基板を改造しています.

部品追加前のボード下面不要部品の取り外し後・追加部品の取り付け前のUSBマイコンボード(PIC18F2550)の下面.
印の部分のパターンをカットしています. それとは別に部品取り外しの際にパターンが剥がれてしまった箇所が見えます.

追加部品を外付けしてUSBマイコンボードを無改造で使用中の写真(ソルダーレス・ブレッドボードを使用)

注意
5Vの電源ラインには大容量の電解コンデンサを接続しないでください. 電源ラインのコンデンサ容量は10μFで十分です. 容量が大きすぎるとコンデンサを充電するための突入電流が大きくなり、パソコンへの接続時にUSBポートの保護機能が働いてしまう場合があります.

ブートローダーの使用方法

  1. 改造済み・ブートローダー(aki2550btld.hex)書込済みのUSBマイコンボードとパソコンをUSBケーブルで接続する
  2. CN1にジャンパピンを挿入後、リセット・スイッチSW101を押す(LEDが点滅する)
  3. パソコン側で HIDBootLoader.exe または HIDBootloaders△(Windows).exe を起動して、ボードへユーザープログラムをダウンロードする
  4. ダウンロードが終了したら、CN1のジャンパピンを取り外してリセット・スイッチSW101を押す
詳細は記事本文をご覧ください. ボードを改造せずに追加部品を外付けして利用する場合は、ボード上のジャンパピンの設定等に注意が必要です.(モード切替にはジャンパピンCN1ではなく、外付けのCN101を使ってください)

HIDBootloader.exeHIDBootLoader.exe 画面(旧版)
少しバージョンが古いですが、ネット上で探すと再配布しているところがあるので、まだ入手可能です. exeファイル単独で動作し、他のDLL等を必要としません.

HIDBootloaders (Windows).exe新しい HIDBootloaders△(Windows).exe の画面(△はスペースをあらわす)
このプログラムはMicrochip Application Librariesに含まれています. これはLinux上で作成したものをWindowsにポートしたもののようで、exeファイル実行に多数のDLLを必要として扱いづらいです.(DLLもexeと一緒に配布されています)

HIDBootloader△(Windows).exe のオプション設定はメニューより Program → Settings... で表示される画面でおこないます. ブートローダーを用いてプログラムをダウンロード、実行する場合はコンフィギュレーション・ビット(Cofig Bits)の書き込みはおこなわないでください.


Microchip Application Library活用のヒント

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