CARD232 − RS-232Cインターフェース内蔵ICカード
- 制御機器の動作パラメータ設定カード等に.
- 組込機器やデータロガーのデータ記録・保存メディアに.
- Smart Card規格(ISO7816)とは非互換のセキュリティに配慮したプライベートな小規模ICカードシステムの構築に.(非標準変調方式,非標準通信プロトコル,認証・暗号化機能付きの特殊仕様品) 市販のISO7816規格準拠Smart
Cardリーダでは物理的に読み書き,解析は不可能です.
- RS-232Cインターフェースを内蔵したICカードです.(FLASHメモリ容量32KB)
- RS-232Cで組込プロセッサやパソコンと接続して,簡単に内蔵FLSHメモリのデータの読み書きができます.
- PICマイコン等の非同期シリアルポートに直結出来ます. 接続に必用な信号線は4本だけです.(VDD,GND,TX,RX)
- パソコンのシリアルポート(RS-232Cポート)にはレベルコンバータLSI(MAX232A等)を介して接続出来ます.
- ASCII形式の簡単なコマンドでデータの読み書きが出来ます. パソコンに接続した場合はWindows付属のターミナル・ソフトでも読み書き可能です.
- 一枚ずつ異なるIDコードを設定して,アプリケーション側からカード識別をすることが可能です.
- 非標準プロトコル,認証・暗号化機能等の特殊仕様も対応可能です. 暗号化機能付きのCARD232は小規模・低コストの会員証・社員証システム等の構築に最適です.
- 評価キット(CARD232+評価ボード)をご用意しています.
PICマイコン等の非同期シリアルポートに直結してCARD232内蔵のFLASHメモリの読み書きが出来ます. ソフトウェアUARTを使う場合は,汎用デジタルI/Oポートに接続可能です.
パソコンのシリアルポート(RS-232Cポート)にはレベル変換LSI(MAX232A等)を経由して接続出来ます.
- カード外形,コンタクト形状はISO7816に準拠.
- 電源電圧3.3V〜5V
- 消費電流(TBD)
- 動作周囲温度(TBD)
- 調歩同期式シリアルインターフェース回路内蔵(9600bps,N81)
- FLASHメモリ容量32KB
- カード識別用IDコード付加可能
N.C.は未接続です. I.C.はCARD232内部で接続されているので,いかなる信号線も接続しないでください.
- 評価キットにはPICマイコン搭載スタンダローン基板(写真左)とRS-232Cインターフェース基板(写真右から2番目),CARD232ブランクカードが付属しています.
- 写真左から2番目はボタン型リチウム電池ホルダーを取り付けたPIC搭載スタンダローン基板です. ボード上に温度センサLSI LM75を搭載しているので,記録メディアにCARD232を用いた電池動作の温度ロガーとして使用することが出来ます.(電池ホルダーへは配線2本のハンダ付けが必要です)
- 温度ロガー基板で温度データを記録したCARD232をRS-232Cインターフェース基板(写真右から2番目)に差し替えれば,RS-232C経由で収集したデータをパソコンに転送可能です.
- CARD232の電気的・ソフト的なインターフェース,通信プロトコルはISO7816とは非互換の独自仕様です.(カードの物理的形状・端子形状のみがISO7816と同一)
- ISO7816準拠のカードリーダーでCARD232の読み書きは出来ません.
- CARD232評価キットでISO7816準拠のICカード(スマートカード)の読み書き・解析は出来ません.
ISO7816は接触型スマートカードの規格です. ISO7816準拠のスマートカードはISO7816準拠のカード・リーダ/ライタで読み書き可能です.