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- AudioKit の詳細紹介ページ
- PCで音声・音響関係の実時間処理システムの研究・開発をおこなうための実験キット/開発環境です.(実時間処理とは、A/Dした信号を即座に処理してD/A出来るという意味です)
開発用の各種ライブラリ、サンプル・プログラムと低遅延USB外付けオーディオ・インターフェース等のセットです. サンプル・プログラムにはアクティブ消音(アクティブ消音ヘッドホンを含む)、ハウリング・キャンセラー、インパルス・レスポンス測定、FFT分析等が含まれます.
- AudioKitがあれば、実時間処理システムの研究開発に使い勝手の良く無いDSPボードを用いる必要はありません. Raspberry Pi(ラズパイ)と外付けA/D・D/Aボードの組み合わせなどよりも高性能で手軽に開発が出来ます. 現在のPCのプロセッサはシングルコアのDSPよりも高性能です.
- オープンソースのBLAS (Basic Linear Algebra Subprograms、AudioKitで使用している実装はOpenBLAS) を利用してFIRフィルタ、適応フィルタ、相関演算の高速処理を実現しています.(使いやすいインターフェース・ライブラリ付属)
- A/D・D/Aの処理にはオープンソースの PortAudio を利用しています. 実時間オーディオ処理プログラムを容易に作成出来ます.
ASIO対応の低遅延、マルチチャネルA/D・D/Aプログラムも容易に作成できます.
- オープンソースのlibsndfileを用いたwavファイル入出力のサンプル・プログラムも付属しています.
- 低遅延で性能の良いASIO対応オーディオ・インターフェース(fs=44.1kHz, 48kHz)を用いて音声帯域(fs=8kHz, 12kHz
etc)の処理をおこなうためのサンプリング周波数変換ライブラリが付属しています.
- 記述言語にはC言語(GCC)とFreeBASICを用いています. FreeBASICを使えば、Windowsプログラミング・GUIプログラミングに慣れていない方でも容易にWindowsのGUIプログラムを作成可能です.(WindowsのAPIやコールバック関数等を使わずに非常にベタなスタイルでWindowsプログラムが書けます)
信号処理部分はC言語で記述した、A/D・D/A入出力とサンプリング周波数変換、WindowsのUIの部分のみにFreeBASICを使って無駄な手間をかけずに開発が出来ます.
- GCCの開発環境にはCode::Blocksを用いています. Code::Blocksは非常にシンプルな開発環境で、GCCのオプション設定等も分かりやすいです. 他の大規模開発・グループ開発向けの開発環境のような無駄な機能は無いので扱いが楽です. インストールも極楽です.(インストーラーのexeファイル一つで、Code::BlocksとGCCをまとめてインストールできます)
- サンプル・プログラムの多くには実時間処理プログラムだけでなく、Scilab (フリーのいわゆるMATLABクローン)のシミュレーション・プログラムも含まれています.
- 理論研究、アルゴリズム開発だけでなく自らプログラムを作成して実時間処理システムの実装・実験もおこなう研究者・開発者の方にお勧めします.
- 大学・高専の学生向けの実時間処理システム開発、プログラム開発のトレーニングの教材としても最適です. 豊富なサンプル・プログラムは学部学生・高専生2〜3人分の卒研ネタになります.(サンプル・プログラムのパラメータを修正して実験データを集めるだけでも卒論が書けます) 付属のScilabプログラムで様々なシミュレーションをするだけでも、十分卒研レベルのことが出来ます.
- マルチチャネル(8ch/12ch〜)のサラウンド、音場制御システム等の開発も可能です.(マルチチャネル・オーディオ・インターフェースは別売)
- デスクトップPCとPCIeバス接続のオーディオI/Fボードを組み合わせた超低遅延処理システムの構築も可能です.(特注対応)
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