HddWakeUp & MiniWakeUp
スリープ機能付き外付けハードディスクを眠らせないプログラム
(ハードディスクをスリープさせないプログラム)
HddWakeUp
- センチュリーのUSB接続外付けハードディスク・ケースCRNS35U3(CRNS35U3MRの旧モデルに相当)を購入したのですが、この製品は5分間アクセスがないとスリープ状態になります. 節電には有効な機能ですが、ハードディスクのスピンアップに時間がかかるので、用途・使用環境によってはトラブル発生の原因となります.
- 残念ながらCRNS35U3のスリープ機能はオフにすることが出来ません. そこで一定周期で固定ディスクドライブにアクセスして、ドライブがスリープ状態に入るのを防ぐプログラムHddWakeUp.exeを作成しました.
- HddWakeUpは空のディレクトリ$hddwakeup.tmpをドライブのトップに作成してすぐ削除する動作を繰り返します. 約2分50秒で1サイクルの動作を終えます.(すべての固定ディスクドライブに対して処理をおこないます)
- 動作していてもタスクバーやタスクトレイには何も表示されません. 正常に起動・動作しているかどうかはタスクマネージャで確認してください.
- 二重起動のチェック、抑止はおこなっていません. CPU負荷が非常に低いので問題が生ずることは無いと思いますが、誤って多重起動しないように注意してください.
- 下記のアーカイブに同梱したDrvWakeUp.exeは固定ディスクドライブだけではなく、取り出し可能ディスクに対しても周期的アクセスをするプログラムです.(アクセス周期は約2分50秒)
- 同じく同梱のNetWakeUp.exeはネットワークドライブのみに対して周期的アクセスをおこなうプログラムです. アクセス周期は約50秒です.
- いずれも起動時、実行プログラムと同じディレクトリに下記の名前のテキスト・ファイルがあると、ファイル名に応じて各ディスクへのアクセス周期を変更することが出来ます. ファイルの中身は何でもかまいません.(空のファイルでもO.K.) なお精度は高いものではありませんので、下記のアクセス周期は大まかな目安程度に考えてください.
ファイル名 アクセス周期
----------------------------------
3sec.txt 3秒(テスト用です)
10sec.txt 10秒(テスト用です)
30sec.txt 30秒
1min.txt 50秒
2min.txt 1分50秒
3min.txt 2分50秒
5min.txt 4分50秒
10min.txt 9分50秒
- どうしてもアクセス周期を任意に設定したい場合は、ファイル名を変更して使ってください. 例えば、HddWakeUp.exeをHddWakeUp20.exeにリネームするとアクセス周期は約20秒に、HddWakeUp180.exeとするとアクセス周期は約3分となります.(DrvWakeUp.exe,
NetWakeUp.exeも同様です)
- 処理対象のドライブを任意に選択出来ないのは仕様です.(仕様変更の予定はありません) 全ドライブをアクセス対象としても特に問題となるようなことは無いはずです. また、今時のパソコンはセキュリティ・ソフトやデフラグ・ソフトなどがバックグラウンドで動いていて、無操作時の突然のディスクアクセスに驚く人もいないと思います. なお、各ディスクのアクセス・タイミングに時間差を付ける配慮はしています.(多数の外付けディスクを使用していた場合の電源関連のトラブル回避のため)
- アーカイブの内容を変更しない限り、自由に再配布をおこなっていただいてかまいません.
- HddWakeUpのアクセス周期設定とUSB接続外付けハードディスクのアクセス・ランプの点灯タイミングは必ずしも一致しません. どうもUSBインターフェースのバッファリング処理などの影響を受けるようです. DrvWakeUpを使用した場合のUSBメモリのアクセス・ランプ点灯タイミングは設定周期と一致します.
- HddWakeUpを作成した後に気づいたのですが、すでに同様のプログラムNoSleepHDがありました. NoSleepHDはきちんとしたお作法に則ったWindowsアプリケーションらしい作りで、動作対象のディスクをユーザーが選択出来るようになっています.
MiniWakeUp
- 機能を限定してHddWakeUpよりもプログラム・サイズを小さくしたMiniWakeUpを作成しました.(プログラム作成に使用するコンパイラも変更しました)
- MiniWakeUpは引数で指定したドライブに対して2分50秒周期でアクセスするだけです.(空のディレクトリ $miniwakeup.tmp
の作成・削除を繰り返します) 例えばDドライブ、Yドライブをスリープさせないようにするには、コマンドラインから下記のように入力してください.
>MiniWakeUp DY
- 正常に起動・動作しているかどうかはタスクマネージャで確認してください. 二重起動のチェック、抑止はしていません.
- MiniWakeUpは無保証です. MiniWakeUp.exeの転載・再配布はしないでください. ダウンロードしたファイルのチェックサムの確認にはMultiHasherが便利です.
- スリープ機能付き外付けハードディスクを眠らせないプログラム MiniWakeUp.exe (100KB)
MD5 : 0A7260303685EA32ABB98B35BD6D4A02
SHA-256 : 8066E51C550CF06118309D598FADEACC4EEA646BCEC8BEDF78D5A608C51E58EC
- ご使用のパソコンのセキュリティ設定の関係で直接exeファイルをダウンロードできない場合は、zipに格納したものをダウンロードしてください. MiniWakeUp.zip (51KB)
スタートアップへの登録、タスクスケジューラの設定