CANCELLER KIT − ハウリング・キャンセラ実験キット
 CANCELLER SOFT/LIB − ハウリング・キャンセラ実験ソフトウェア/ライブラリ

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CANCELLER KIT 製品概要
CANCELLER KIT 製品資料 canceller_kit_catalog.pdf (650KB)
ハウリング・キャンセラ付き拡声システムの構成
CANCELLER SOFT/LIB 製品概要


実験可能なハウリング・キャンセラの応用分野

補聴器
  • オープンフィッティング型の補聴器のハウリング・キャンセラに適しています.
  • 高度難聴向けの補聴器にも適用可能です. 十分なハウリング・マージンを確保出来れば、装用者個別のイヤモールド作成作業は不要になります. パソコン(または専用装置)とカテゴリー連続判断法等を用いた装用者自身による補聴器特性の調整を実現出来れば、フィッティング作業の手間を大幅に削減出来る見込みがあります.
  • 補聴器では処理遅延が問題となりますが、デコリレーション処理に必要な周波数シフトはIIR構成のHilbert変換器を用いて低処理遅延で実現可能です.

ハンドメガホン
  • マイク一体型のハンドメガホンの高性能化が可能です. ホーン無しでもハウリング発生を抑圧出来るので、製品デザインの自由度が向上します.
  • ただし従来製品と比較するとデジタル処理導入によりコスト増大があります. そのため、製品レベルでハンドメガホンへの応用が可能となるのは低コストのハウリング・キャンセラLSIの普及が進んでからになるでしょう.
  • 本体とマイクが分かれているショルダー型ハンドメガホンへのハウリング・キャンセラの適用は現在の技術では困難です.

拡声システム
  • 講演会場、会議場等のマイク固定の拡声システムでは大幅なハウリング・マージン拡大が可能です.
  • 学校の校庭での朝礼に使用するような拡声システムにも適用可能です.
  • マイクロホン・アレイ技術と組み合わせれば、話者がマイクを持ってステージ上を移動するような拡声システムでも安定したハウリング・マージン拡大効果が得られます.(特許出願済み、詳細については日本音響学会の研究発表会または電子情報通信学会と共催の電気音響研究会で発表予定)
  • 残念ながら、手に持ったマイクを大きく振り回して歌うようなカラオケへの適用は今後の研究課題です. 現在の技術では大音量のハウリング音の成長を抑制することは可能ですが、レベルは小さいもののヒーヒー、ヒュンヒュンという異音が混入するために商品として許容出来るレベルの音質は得られません.

適応マイクロホン・アレイ併用拡声システム
  • 適応マイクロホン・アレイと適応ハウリング・キャンセラを一体化することによあり,ハウリング抑圧性能・安定性を大幅に向上させることが可能です. 適応ヌル・ビームフォーマーによりスピーカ方向に指向性のヌルを自動的に形成します.
  • 付属のアレイ・マイクはわずか2素子の最小限の構成のために,任意方向への鋭い指向特性のヌル形成は出来ませんが,それでも製品レベルに近い性能が得られます. マイク移動にともなう異音(ヒーヒー/ヒュンヒュン音)はほとんど抑圧されます.
  • この構成はマイクを手に持って話者がステージ上を移動するような状況でも使用可能です.
  • 詳細については日本音響学会の研究発表会(2012年9月)に発表予定です.(特許出願済)

※ 本製品は当社の所有する知的財産権・工業所有権を販売、譲渡、ライセンスするものではありません.


製品構成
対応OS
価格
※ 製品仕様は予告無く変更する場合がありますのでご了承下さい.
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